・高校駅伝で留学生の1区起用禁止

全国高等学校体育連盟(全国高体連)は3日、東京都内で理事会と評議員会を開き、全国高校駅伝競走大会(毎月12月・京都市)=全国高体連、毎日新聞社など主催=の最長区間の1区(男子10キロ、女子6キロ)に、外国人留学生を起用できないとする要綱改定案を改めて報告。08年度の都道府県予選から適用する方針を確認した。5月19日の大会実行委員会で正式決定される見通し。

 高校駅伝は、男子が7区間42.195キロ、女子は5区間21.0975キロで争う。全国高体連は昨年5月、1人で総合距離の約4分の1を走る1区走者の力量がチーム成績を大きく左右する点や、留学生が先頭集団を形成することで「競り合い」が少なくなったことなどを理由に、日本で生まれ育った選手を除き外国人留学生を1区に起用できないとする方針を打ち出した。

 しかし、大会実行委員会では重要な変更であることを考慮し、慎重な審議を求めていた。これを受けて全国高体連では、昨年の都道府県予選に参加した1849校すべてに、規定改正の賛否を問うアンケートを実施。回収率は92.3%で、賛成が74.3%、反対は20.5%。「留学生の出場自体に反対」という回答も2.5%あった。

 今回の改定により、留学生が走れる最も長い区間は、男子が3区の8.1075キロ、女子は5区の5キロとなる。【栗林創造】

 ▽全国高体連・梅村和伸専務理事の話 競技の本質を大切にし、駅伝を応援する人たちの期待に応えようとした。この問題は慎重に扱ってきた。正しい判断だと思う(毎日新聞)


レベルが下がらないことを祈ります。

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