智弁和歌山とPL学園の監督
2008年9月10日 スポーツ・智弁和歌山とPL学園の監督
高校野球の甲子園大会で歴代2位の春夏通算56勝を挙げた智弁和歌山(和歌山)の高嶋仁監督(62)が、部員に暴力をふるったとして学校から謹慎処分を受けていたことが10日わかった。同日付で退任し、鈴木幸雄コーチ(76)が新監督として指揮する。大阪市内で開かれた日本高校野球連盟の審議委員会で報告された。
日本高野連によると、高嶋前監督は7日の練習試合中、ベンチ内で2年生部員2人を足でけるなどした。今後、審議委を経て日本学生野球協会審査室で処分を決めるが、有期の謹慎処分となれば、来春の選抜高校野球大会で指揮を執れない。日本高野連の西岡宏堂審議委員長は「1カ月以上の有期謹慎処分になるケース」と話している。
高嶋監督は奈良・智弁学園を経て80年に智弁和歌山監督に就任。94年春、97、00年夏と3度の優勝に導いた。甲子園勝利数はPL学園(大阪)の中村順司元監督の58勝に次ぎ、現役では最多。
一方、PL学園の藤原弘介前監督(34)も暴力を理由に解任されていたことが判明した。練習時間になっても出てこない2年生部員3人に注意する際、頭や顔をたたくなどしたといい、解任は8月13日付。後任には元監督の河野有道氏(59)が復帰した。(毎日新聞)
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