・前時津風親方逮捕

 昨年6月に大相撲の時津風部屋で序ノ口力士の斉藤俊さん(当時17歳)=しこ名・時太山(ときたいざん)=が急死した問題で7日、前時津風親方の山本順一容疑者(57)=元小結・双津竜=と、兄弟子3人が傷害致死容疑で逮捕された。1925年の日本相撲協会発足以来初となる力士のけいこ指導を巡っての刑事事件に、協会幹部らは対応に追われた。

 北の湖理事長は午後8時35分から東京・両国国技館内で記者会見。事件の重大さを物語るように▽武蔵川事業部長(元横綱・三重ノ海)▽再発防止委員長の伊勢ノ海生活指導部長(元関脇・藤ノ川)▽同副委員長の友綱相撲教習所長(元関脇・魁輝)▽九重広報部長(元横綱・千代の富士)の理事も出席し、一様に硬い表情を見せた。

 北の湖理事長は会見の冒頭、用意した書面を読み上げた。協会発足以来となる異例の事態にも、ひたすら「司法判断の推移を見ながら、必要な対応を考える」と語るだけで、10分程で会見を切り上げた。

 この日午前、両国国技館内で力士の健康診断が行われた。逮捕された時津風部屋の兄弟子3人の姿はなかった。昼過ぎには再発防止検討委員会の親方らが部屋回りに出発した。

 午後になると、九重広報部長が「捜査に動きがあり次第、(北の湖理事長が)会見せざるを得ないでしょう」と説明。午後4時40分ごろ、北の湖理事長が出先から協会に戻り、執行部で対応を協議した。

 午後6時過ぎには国技館前に約100人の報道陣が詰めかけ、騒然とした雰囲気になった。

 8日には、伊勢ノ海生活指導部長、九重広報部長が、監督官庁の文部科学省を訪れ、事件の報告を行う。【飯山太郎】(毎日新聞)  


明義豊(本名・木村正和) 福島県猪苗代町出身。会津農林高から大学相撲の強豪・東京農大に進んだ。初土俵は06年春場所で、同年秋場所で序二段優勝し、最高位は幕下12枚目の有望株。07年秋場所は幕下東29枚目で5勝2敗と勝ち越した。08年初場所は幕下西58枚目で、旧しこ名は時大竜(ときたいりゅう)。24歳。

 怒濤(本名・伊塚雄一郎) 福岡市城南区出身。初土俵は98年春場所。07年秋場所は三段目西65枚目で5勝2敗と勝ち越していた。08年初場所は序二段東筆頭で、旧しこ名は双竜山(そうりゅうざん)。25歳。

 時王丸(本名・藤居正憲) 滋賀県愛荘町出身。04年春場所初土俵。07年秋場所は三段目東96枚目で3勝4敗と負け越し。08年初場所は序二段西86枚目で、旧しこ名は双剣山(そうけんざん)。22歳。

コメント

マーロウ
マー老
2008年2月11日20:31

 北の湖がここまで理事長にしがみつく理由ってなんなんでしょうね?そんなに儲かるの?
 時津風親方、温厚という評判だったらしいがテレビに映る氏の顔は不気味さにて鈍重的阿呆さを感じる。

フクオ★アヤヤ
フクオ★アヤヤ
2008年2月12日20:07

>マー老さん
後任に相応しい人物がいないのが現状でしょう。

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